厚労省 高齢者の服薬、初の指針 厚生労働省は2月21日、医師や薬剤師らに薬の適正使用を求めた初めての指針となる「高齢者の医薬品適正使用の指針(総論編)」案をまとめた。数種類の薬を併せて飲むことが多い65歳以上の高齢者に副作用などのトラブルが出るのを防ぐのが狙い。転倒や記憶障害など特徴的な症状...
民法 2020年抜本改正 2017年6月、民法の契約に関するルールを大幅に見直す民法改正法が成立し、公布された。今、20年の施行に向け活発な議論が行われている。民法が制定されて以来の最も大きな改正で、高齢化に対応するため、遺産相続については抜本的な改革案が法制審議会の相続部会より出された。こ...
課題は「就労マッチング」 「生涯現役社会」の実現に向け、シニアの社会参画をテーマにしたさまざまな施策が打ち出されている。定年退職の年齢を引き上げる企業の増加により、65歳~69歳の4割強が就労している。また内閣府のデータをみると、70歳代になっても生きがいづくりなどを理由に就労やボランテ...
「スマイルケア食」運用本格化 農林水産省が2015年から取り組んできた、介護食品の新しい表示制度「スマイルケア食」が本格的にスタートした。介護食品と呼ばれてきた食品の範囲を整理し、噛んだり、飲み込んだりすることに問題のある人など向けに基準を統一。健康維持上栄養補給が必要な人向けの食品...
核家族化が進む中、高齢者が高齢者の介護をする「老老介護」や、認知症高齢者が認知症高齢者を介護する「認認介護」が社会問題化している。 入浴、移乗、食事、排泄など肉体的にも負担の大きい介助は、介護施設で働く若い職員ですら重労働で、腰痛などを患うケースも多い。 家族ができるだけ長く幸せに...
2011年にスポーツ基本法が制定され、国民全てにスポーツを行う権利が保障された。2013年9月には、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催が決定。昨年、スポーツ庁が創設された。スポーツを取り巻く環境が急速に変化するなか、生涯スポーツを通じて、仲間づくりや健康づくりを行うことが、暮らし...
コンビニエンスストア(以下・コンビニ)の数は昨年12月時点で5万4501店(大手8社の合計)。国民2300人に1店ある計算であり、すっかり国民に根付いた存在となった。かつては「若者がパンやおにぎりを買うところ」のイメージが強かったが、最近は各コンビニともシニアをターゲットにした商品・サービス...
仕事だけでなく、趣味活動などを通し生涯現役を貫く人が増えている。そんなシニアに焦点を当ててきたのが本紙の人気コーナー「はつらつシニア」だ。2014年9月の創刊号から27名を取り上げて来た。今月は、「はつらつシニア」の総集編として、人生をより楽しく元気に過ごすためのポイントを、今まで紙面に登場...
寒い日が続き、部屋の中についつい閉じこもりがちになるこの季節。「足腰が弱いから」「外は寒いから」、そんな気持ちをふっ飛ばし、心身ともにお出かけを手助けするのが福祉用具だ。今の時代、おしゃれで機能性も高い車椅子、歩行器が続々と誕生している。今回は、そんな外出を支援する車椅子、歩行器を紹介したい...
もうすぐ年の瀬。この季節になると気になってくるのが自宅の手入れや掃除だろう。気持ちよい気分で年を越すためにも、しっかりと取り組みたい。今回は各分野のプロに自宅の手入れや掃除の仕方などについて聞いた。 「住宅は建てた瞬間から劣化が始まる消耗品です」と語るのは一般社団法人日本住宅工事管理協...
2014年に結婚したカップルは64万3749組(厚生労働省調査)。そのうち1万2908人が、少なくともどちらか一方が65歳以上で結婚している。近年、シニアになってから結婚する「シニア婚」をターゲットにした紹介・婚活サービスが増えてきている。シニアの結婚に対するイメージも昔に比べ好意的なものに...
近年、年齢に関係なく誰でも気軽に楽しめるスポーツとして、「ニュースポーツ」や「ゆるスポーツ」が注目を浴びている。健康上問題がない状態で日常生活を送る「健康寿命」を延ばすためにも、運動は欠かせない。国も昨年10月にスポーツ庁を創設するなど、スポーツを通した健康づくりに力を入れている。人気のシニ...
病気や障害で判断能力が十分でない人を見守ったり、本人に代わって財産管理をしたりする「成年後見人」の存在をご存じだろうか。今年4月には制度の普及を目指す「成年後見制度利用促進法」が成立した。認知症や独居の高齢者が増加するなか、元気なうちから自分の意思を伝えられる同制度の仕組みを理解しておきたい...
「なかなか眠れない」「寝ていても途中で目が覚めてしまう」このように睡眠に問題を抱えるシニアは多い。なぜ年を重ねると早寝早起きになってしまうのか?ちょっとした物音で目が覚めてしまうのか?これは、加齢、環境、睡眠障害により、眠りの質を低下させていることが原因だ。睡眠を安定させ、睡眠の質を良くする...
「フレイルティ」「サルコペニア」という言葉をご存じだろうか。フレイルティとは、加齢とともに心身の活力(筋力や認知機能など)が低下し、生活するのに障害が生じたり、介護が必要になったり、亡くなってしまったりする危険性の高くなった状態のことを指す。いわゆる健康な状態と要介護の中間に位置する状...
一般社団法人日本旅行業協会(東京都千代田区)によると、2012年の国内の旅行消費額は22兆5000億円。2013年の海外旅行者数は1747万2800人で、シニア世代はそのうち18%となる331万2000人と増加傾向にあり、海外志向が強くなってきている。シニアをターゲットとした旅行サービスも裾...
(写真:患者の自宅へ出向き訪問診療を行う様子/提供:医療法人至髙会たかせクリニック(東京都大田区)) 4月から医療サービスの価格が変わる。紹介状なしで大病院を受診すると初診料が5000円以上かかることになった。ほかにも、費用負担は症状が重い人は重くなり、軽い人は軽くなる。これには、病院での...
「462万人」――国内の認知症の人の数だ(2012年時点)。2025年には700万人と1.5倍に増える見通しで、深刻な社会問題となっている。「認知症は改善しない」「誰でも年をとれば発症してしまい、予防法がない」というイメージを持っている人は多いかもしれない。しかし、認知症は予防でき、しかも...
子供や家族、地域住民など、高齢者の介護を担う人手不足が深刻な社会問題になっている。国はより少ない担い手で高齢者を支えようと、ロボット活用に積極的だ。また、介護の現場でも人の代替となるため期待が高まっている。実際に高齢者の生活において、ロボット活用は見込まれるのだろうか。ロボットの活用によって...
2016年4月に行われる診療報酬改定に向けた国の議論が進められている最中だ。現在は改定の全体的な方向性が話し合われており、今後詳細を詰めていくことになる。今回は、4月以降、医療機関を受診したり介護保険サービスを利用したりした場合に、私たちにはどの様な変化が生じるのか、という点について紹介する...
増加する社会保障費を抑制したい国の姿勢を受け今、「生活支援サービス」に注目が集まっている。生活支援サービスとは、「身体はまだ動くが、日常のちょっとしたことに不便を感じるようになった」というシニアに対して、掃除や洗濯、買い物代行、宅配サービス、見守りや健康管理などを行うこと。このサービスは国が...
介護保険 4月からこう変わる 自己負担 一部1割から2割へ 介護保険制度が改正され、4月から利用する高齢者の負担も変わった。介護サービスの利用者数とそれにかかる費用が増え続け、国民の負担を和らげるために国から介護事業者に支払われる公定価格「介護報酬」が大幅に引き下げられた。介護保険制度が...
より楽しめる旅行入門 高齢者の趣味の中で圧倒的に人気がある「旅行」。家族や友人同士で旅行に行く高齢者は増えている。一方で、高齢や身体の不調を理由にあきらめる人も少なくない。しかし、現在、元気高齢者向けだけではなく、要介護者向けの旅行サービスも拡大している。一度の旅行経験が、その後の生活を...
恐れず向き合って 65歳以上の高齢者のうち、認知症の人はおよそ500万人、予備軍と言われる軽度認知障害を含むと4人に1人の割合だ。10年後には700万人まで増える予測で、いまや認知症は、誰でもなりうる病気。もし認知症になったら、どのようなサービスが受けられるのか。事前に知っておくことで安心に...
高齢者の生活を支える新たな手段として「ロボット」が大きな期待を集めている。移動を助けるもの、身体機能を維持・向上させるもの、認知症の症状を緩和させるものなど、現在、多くの研究者が開発に励み、病院や高齢者施設での利用も進んでいる。ロボットと生活する日も遠くない。 脳こうそくを発症し、...
2010年に流行語大賞にノミネートされ、今では一般的に使われるようになった「終活」。シニアの中では「何かをしなくてはいけない」と思いながらも、何から始めていいかわからない人が多いようだ。今回は、「終活」分野で活躍している専門家の話を基に、終活とは何か考える。 人生の最期に向けて、葬儀や...
(取材協力:パナソニックエイジフリー介護チェーン藤が丘) 「この歩行器は自分の身体の一部なんです」という90歳の女性。日中は自宅で過ごし、料理などできることはこなす。自宅では手すりや壁を伝いながら歩いているが、自宅から一歩出ると歩行器なしで歩くことが不安だという。 週1回ヘルパーの訪問時...
自宅の近くまで来てくれる移動販売(写真提供:パルシステム) 高齢者を中心に、日頃の買い物に不便さを感じている「買い物弱者」が増えている。農水省の調べによると、スーパー等にアクセスが困難な人口は2010年では644万人だったのが、2025年には814万人まで増加すると予測されている。このよ...
高齢者の生活を便利にする新しい生活支援サービスが続々登場している。介護保険外で自費で受ける家事の手伝いや、病院への同行、訪問理美容など今までの生活をより長く継続するためのサービスが多様化し、高齢者にも利用しやすくなっている。効果的に生活サービスを取り入れ、無理なく快適な生活を送りたい。生活支...
まだまだ元気な方、ご自宅で介護サービスをご利用の方、
老人ホーム・高齢者住宅にご入居中の方、
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