シニア婚年間1.3万人時代
望みは「法的な結婚」(男性)、「通い婚」(女性)

2016年10月15日

 2014年に結婚したカップルは64万3749組(厚生労働省調査)。そのうち1万2908人が、少なくともどちらか一方が65歳以上で結婚している。近年、シニアになってから結婚する「シニア婚」をターゲットにした紹介・婚活サービスが増えてきている。シニアの結婚に対するイメージも昔に比べ好意的なものに変化してきた。パートナー探しに年齢は関係ない。「1人は寂しい」「一緒に旅行できる人がいれば」そんな思いを抱える人を応援するサービスを紹介したい。


 9月18日、小雨が降る中、横浜市の高層ビルにジャケットやワンピースを着た60代~70代の男女16名が集まった。テーブルを囲み男女がそれぞれ1対1となり、皆、思い思いの話題で会話をしている。
「学校を卒業してから神奈川に出てきたんです」
「あの高台から見える景色が最高でね」
「写生が好きでよく書くんですが、芸術はお好きですか?」
 10分ほど経ったところで、男性が自分の自己紹介カードを持って隣の席に移動。また別の女性と話に花を咲かせる。
◆ ◆ ◆
 ここに集まっているのは皆、出会いを求めて集まってきた独身ばかり。探しているのは、一緒に趣味を楽しんでくれる人、同居生活を送ってくれる人、結婚してくれる人など、人により様々だ。
 この交流会を主催しているのは、中高年の婚活を支え、結婚情報サービスを提供する茜会(東京都新宿区)。会員は30代~80代まで4000名おり、男性は60代、女性は50代が多いという。今回の交流会の参加者は皆、会員だ。
 横浜市内から参加した女性は3年前に夫を亡くし、趣味の旅行を一緒に楽しめる人と出会えればと思い入会した。「鉄道ツアーの場合、ペアでないと参加できないことがある。一緒に鉄道旅行をできる、旅行好きな人がいればいい」という。
 「相手を探そうと思った時が適齢期です。パートナー探しに『遅すぎる』はありません」と、茜会の立松清江広報責任者は語る。
 婚活を成就させるためには、まずは相手に求めすぎないことという。
 「男性は若くて綺麗な女性を、女性は経済的に安定している男性を求める場合が多く、人により様々な条件や希望があるでしょう。ただ、あまりに多くの希望条件を出されると、出会いのチャンスはかなり狭まってしまうというところが現状です。まずは人柄重視ということでの活動をお勧めします。相手のマイナス面も含めて受け止められるかどうかが大切なポイントです」

株式会社高齢者住宅新聞社
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