おしゃれ車椅子で初詣 最新機器に注目

2017年01月15日

 寒い日が続き、部屋の中についつい閉じこもりがちになるこの季節。「足腰が弱いから」「外は寒いから」、そんな気持ちをふっ飛ばし、心身ともにお出かけを手助けするのが福祉用具だ。今の時代、おしゃれで機能性も高い車椅子、歩行器が続々と誕生している。今回は、そんな外出を支援する車椅子、歩行器を紹介したい。



 茨城県取手市に住んでいる斉藤隆さん(66歳)は、4年半前に頚椎を損傷したため、現在は電動車椅子で生活している。そんな斉藤さんの現在の目標は、1月15日に取手市で開催されるマラソン大会のウォーキング部門に出場し、完走すること。マラソン大会には普段使用する電動車椅子ではなく、足こぎ車椅子「COGY」(開発‥TESS/2面で商品紹介)で出場する予定だ。
 きっかけは、今年10月に行われた市の福祉祭りで展示されていたCOGYに試乗したことだった。「大したものではないだろう」と思い乗ったところ、「右手足の力が非常に弱い私でも、坂道をスイスイ上れ、傾斜がきつくても進むことができた。思った以上に良かった」と斉藤さん。COGYは短期間無料でお試しできることから、出店していた代理店であるモビリカの小川克也社長と一緒に、COGYに乗ってマラソン大会に出場することにした。
団地内で走行練習「まずは完走が目標」
 斉藤さんが出場するのは、5キロ部門。車椅子利用者の仲間らと一緒に参加する。11月にはCOGYを借り、1週間団地内で練習した。30分~40分は休憩せずともスイスイ漕ぐことができ、タイムも2時間30分~3時間ほどだった。COGYを借りられない日は歩行器で練習しているといい、1月には実際にコースに出て練習する。
 「COGYに乗って練習している写真を見た友人が、『いつもの仏頂面が笑顔だったけど、どうしたの』と言ってきてね」と笑いながら話す斉藤さん。「目標は完走すること。タイムは二の次。完走したら、次は10キロに出場するかもしれない」と語る。
 このように、福祉用具が単に移動の手段として使用されるだけでなく、シニアの生きがい支援に繋がる場合もある。今ではおしゃれで多様な機能を搭載したものが数多く誕生している。次のページでは、そんな最新の車椅子、歩行器の一部を紹介したい。


(以下:省略)

株式会社高齢者住宅新聞社
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