予防・未病に活路 家族や仲間と健康寿命延伸

2017年08月16日

 核家族化が進む中、高齢者が高齢者の介護をする「老老介護」や、認知症高齢者が認知症高齢者を介護する「認認介護」が社会問題化している。


 入浴、移乗、食事、排泄など肉体的にも負担の大きい介助は、介護施設で働く若い職員ですら重労働で、腰痛などを患うケースも多い。


家族ができるだけ長く幸せに暮らすために、老老介護問題の現状と対策について考える。



「老老介護」深刻化

 老老介護や認認介護などによる介護疲れから、痛ましい事件が相次ぎ、マスコミで報道されることも多くなった。

 核家族化を背景に、自宅で暮らす要介護者と介護者が65歳以上同士の世帯は51・2%で、75歳以上同士の世帯も29%に上っている。

 自宅で介護する半数以上が「老老介護」に直面している。



 「3年前に夫が脳溢血で倒れた後、手足に麻痺が残った。介護保険を使ってリハビリのためにデイサービスへ通っている。


 だいぶ回復はしたが、やはり自宅での入浴やベッドからの移乗などが体力的にきつい」と話すのは横浜市内に住む小林とも子さん(73歳)。
 特に、不安を感じていたのは自身の体力面だったという。「自分も足腰が弱くなってきて将来に不安を感じるようになった。




「趣味」「スポーツ」で元気に

 そんな時に友人が誘ってくれたのがグラウンドゴルフ。


車椅子でもできるため、今では夫と2人で楽しんでいる」と嬉しそうに話し、「病気やケガは、この年なら当たり前のこと。そう思えるようになって気持ちが楽になった。


 2人で楽しめる趣味を見つけることができて、家庭に以前のような明るさが戻った」と語ってくれた。



(つづきは紙面にて)

株式会社高齢者住宅新聞社
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