運動で健康・仲間づくり
楽しみながら親交深める

2017年05月15日

 2011年にスポーツ基本法が制定され、国民全てにスポーツを行う権利が保障された。2013年9月には、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催が決定。昨年、スポーツ庁が創設された。スポーツを取り巻く環境が急速に変化するなか、生涯スポーツを通じて、仲間づくりや健康づくりを行うことが、暮らしを豊かにする大きな要素になっている。

 

「ニュースポーツ人口」増加

 1970年代初頭、世界的に機運が高まったのが国民皆スポーツを呼びかけた「スポーツ・フォア・オール」運動。その日本版は、1964年の東京オリンピックをきっかけに提唱された。
 この時、体育指導委員(現スポーツ推進委員)や地域行政の支援で高齢者を中心に瞬く間に全国に広まったのがゲートボール。高齢者スポーツという新たなジャンルを生み出し、スポーツを通じた仲間づくりの楽しさも知られるようになった。
 ゲートボールは、新たなライフスタイルをつくるなど、高齢者の社会参加に大きく貢献。1947年に北海道でゲートボールが誕生してから、さまざまなゴルフが日本で考案された。1977年に福井県でマレットゴルフが誕生し、1982年に鳥取県でグラウンド・ゴルフが登場。1983年に北海道でパークゴルフが生まれた。選択肢は広がり、高齢者のゴルフ人口は増え続けている。
 「以前は、ゲートボールをやっていたが、今はグラウンド・ゴルフに夢中。ゲートボールに比べると、自分の好きなペースでできるのが楽しい」と話すのは、ゴルフ歴30年の大ベテランで、週1回のグラウンド・ゴルフが楽しみという山田ひささん(97歳)。大好きなゴルフを生涯スポーツに決めているという。
 ひと昔前の高齢者スポーツは、体力を必要としないものや、コミュニティづくり、だれでも簡単に参加でき、いつでも気軽に楽しめる運動が親しまれていた。団塊の世代が高齢者となり、スポーツ経験も豊富な人が増えたことから、さまざまなニュースポーツも登場し、高齢者のスポーツに対する趣味趣向も多様化している。



(つづきは紙面にて)

株式会社高齢者住宅新聞社
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